【8月9日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)は8日、FWアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)との契約を解除することで合意に至ったと発表した。

 発表文の中でインテルは、サンチェスの契約について「同意の上での解消で合意に達した」と記した。これにより同選手は、フランス・リーグ1に所属するオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)への移籍の扉が開かれた。

 イタリアメディアによれば、インテルはサンチェスに500万ユーロ(約6億9000万円)の解除金を支払うという。

 しかしその代わりとして、人件費を削減しようとしているインテルは、最高給取りの一人だったサンチェスの年俸700万ユーロ(約9億6000万円)を浮かすことに成功した。

 2019年に加入したものの、インテルで先発の座を全く確保できなかった33歳のサンチェスは、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が今夏に復帰したため、シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督の構想から外れていた。

 マルセイユのパブロ・ロンゴリア(Pablo Longoria)会長は7日、サンチェスの獲得に関心を寄せているとコメントし、同選手について「われわれが望む人物像」とアマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Video)に語っていた。(c)AFP