【8月9日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)は8日、女子シングルス1回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算23勝のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-3、6-4でスペインのヌリア・パリサス・ディアス(Nuria Parrizas Diaz)を下し、2回戦に進出した。

 ハードコート大会に臨むのは約1年半ぶりとなる40歳のセレーナは、今季自身2試合目となったこの一戦で世界ランク57位のラッキールーザーを退け、昨年の全仏オープン(French Open 2021)以来、約1年2か月ぶりの白星を飾った。

 ここ最近は実戦から離れていただけに、この勝利は失いかけていた自信を呼び起こすものになると話したセレーナは、「トンネルの先にある一筋の光になる。その光に近づいている」と喜んだ。

 その一方で、「あの光にたどり着きたくて仕方がない。プレーすることが大好きで、それは素晴らしいけれど、永遠に続けられるわけではない」とし、「ただベストを尽くしてこの瞬間を楽しんで、全力を出すことだけを心掛けるときもある」と語った。

 その他のグランドスラム優勝者では、大会第15シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が試合開始から7ゲームを連取するなどし、ドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)を6-0、6-2で一蹴して初戦を突破した。

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)で優勝したエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)も、マリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)を7-5、6-7(3-7)、6-1で退けた。(c)AFP