【8月4日 AFP】東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国のカンボジアは3日、ミャンマー国軍が先月、民主活動家ら4人の死刑を執行したのを受け、これ以上執行しないよう警告した。

 ASEANはカンボジアの首都プノンペンで外相会議を開催し、ミャンマー情勢を協議した。カンボジアのフン・セン(Hun Sen)首相は開幕に当たり「死刑執行がさらに続くようであれば、『5項目の合意』に関するわれわれの役割を見直さざるを得なくなるだろう」と述べた。

 5項目の合意は昨年4月にASEANと国軍との間で交わされたもので、暴力の即時停止や、国軍とクーデター反対派の対話の開始などが盛り込まれている。

 フン・セン氏は「政治対話と平和、和解のために死刑を再考するよう求めたわれわれの訴えにもかかわらず4人が処刑されたことで、ASEANは失望し、動揺している」と語った。(c)AFP