【8月3日 AFP】ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、パラグアイの南米4か国は2日、100周年大会となる2030年のサッカーW杯(World Cup)の共催招致を開始した。

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)のアレハンドロ・ドミンゲス(Alejandro Dominguez)会長は、1930年に行われた第1回大会の決勝の地、ウルグアイのセンテナリオ・スタジアム(Centenario Stadium)で「歴史が始まったこの象徴的な場所にわれわれはいる」とコメントした。

 初回大会の王者に輝いたウルグアイと同大会で準優勝に終わったアルゼンチンに、チリとパラグアイを加えた4か国は、「Juntos 2030(2030年を共に)」というスローガンを掲げ、前例のない共同開催を目指すことになった。

「これは政府のプロジェクトではなく、大陸全体の夢」と述べたドミンゲス会長は、「W杯は他にもあるが、100周年を祝えるのは一度だけ」と続けた。

 2030年大会に向けた南米の共同招致は、2017年にウルグアイとアルゼンチンの2か国が最初に手を挙げ、その2年後には4か国による共催案がまとまった。

 この他にはスペインとポルトガルが共同で立候補している他、モロッコもアフリカで史上2度目となる開催を目指すと報じられている。(c)AFP