【3月2日 AFP】ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相が1日、2030年のサッカーW杯(World Cup)のイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、アイルランドでの共同開催案を支持した。

 国際サッカー連盟(FIFA)は来年、30年大会の公式選定プロセスに入る。実現可能性の検討はすでに始まっていて、英国内とアイルランドの各サッカー協会は共同開催のオプションを調査している。

 英大衆紙サン(Sun)のインタビューでジョンソン首相は、「われわれは2030年にサッカーを母国に連れてきたいと真剣に考えている」と話し、「ここはサッカーのホームであり、適切なタイミングだ。この国にとって間違いなく素晴らしいものになる」と続けた。

 イングランドサッカー協会(FA)はツイッター(Twitter)で、「招致に向けた英国政府の280万ポンド(約4億1700万円)の援助」を歓迎すると発表した。

 FAをはじめとする5協会は共同の発表文で、「英国およびアイルランドの各協会と政府パートナーは、2030年FIFAW杯への5協会での招致に英国政府が支援を約束してくれたことをうれしく思う。FIFAが2022年に公式選定プロセスを開始する前に、招致の実現可能性を評価するために行動し続ける」と述べた。

 イングランドでW杯が開催されたのは1966年の一度きりとなっている。2022年W杯(2022 World Cup)はカタールで開催され、2026年大会(2026 World Cup)は米国、カナダ、メキシコで共催される。(c)AFP