【8月6日 CGTN Japanese】中国東部の浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)内の大学院で学ぶ呉浩(Wu Hao)さんは今年6月、同省麗水市慶元県で暮らす自分のおばあさんの家にカメラ付き玄関チャイムを取り付けました。おばあさんはそれ以来、すっかり「シェアの達人」になって、毎日カメラの前で孫と自分の生活を分かち合っています。

 呉さんは1997年生まれです。おばあさんは今年75歳で、田舎で一人暮らしをしています。呉さんの両親は同省寧波市(Ningbo)で商売をしていて、一緒に暮らそうとおばあさんを何度も誘いましたが、おばあさんは田舎の生活に慣れているとして、一人暮らしを続けています。

 カメラ付き玄関チャイムが取り付けられて以来、おばあさんがチャイムのところを通ったり、チャイムボタンを押せば、呉さんの携帯電話に知らせが届き、二人は通話できます。その他の家族も呉さんの録画でおばあさんの生活ぶりを見ることができるようになりました。

 チャイムの使い方を知ったおばあさんは大喜びで、すっかり「シェアの達人」になりました。いつもカメラに向かって孫の呉さんと日常を分かち合っています。飼っている鶏が卵を産んだ時、トンボを捕まえた時、野の花を摘んだ時にはカメラを通して呉さんに見せます。おいしいものを作った時にも、食器や鍋をカメラの前に高く持ち上げて呉さんに見せます。

 呉さんは、「祖母から連絡があれば、すぐに対応するようにしています。家族はそばにいなくても、祖母のことを考えて気にしていることを知ってほしいです」と話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News