【7月25日 CGTN Japanese】中国初の海をまたぐ高速鉄道、福州(Fuzhou)ーアモイ(Xiamen)間高速鉄道(福厦高速鉄道)の橋梁主体工事が23日、完了しました。

 福厦高速鉄道は、北の福州市から南のアモイ市と漳州市(Zhangzhou)に至り、全長は277.42キロ、設計時速は350キロです。85本の橋と33本のトンネルがあり、湄洲湾、泉州湾、安海湾という3つの入り江をまたぎます。

 福厦高速鉄道湄洲湾海上大橋の建設において、中国が独自に開発した1000トン級運搬・架橋一体機「昆侖号」が初登場しました。「昆侖号」は、桁の引き上げ、運搬、架設の機能を一体化させ、スマート化が高いという特徴があり、高速鉄道建設技術の新たな進展を実現し、中国の高速鉄道建設分野で活躍しています。

 福厦高速鉄道が完成・開通すれば、福州とアモイは「1時間生活圏」、アモイ、漳州、泉州(Quanzhou)などは「30分交通圏」がそれぞれ形成され、中国の東南沿海都市群は連結した「黄金観光帯」となります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News