【8月2日 AFP】男子ゴルフの米ツアー(US PGA Tour)は1日、2022-23シーズンの日程を発表し、サウジアラビアが後援するリブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズが強力なライバルとして存在感を増している中で、ツアー史上最高となる4億1500万ドル(約548億円)の賞金総額を提示した。

 米ツアーの来季の賞金は、8大会が行われる招待トーナメントで増額され、来年3月に開催されるザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2023)では現行の2000万ドル(約26億円)から2500万ドル(約33億円)に引き上げられる。さらにボーナスの額も、フェデックス・カップ(FedEx Cup)出場選手に与えられる7500万ドル(約99億1000万円)を含め、計1億4500万ドル(約192億円)に設定された。

 こうした動きの背景には、米ツアーに参戦しているビッグネームをゴルフ史上最高額の賞金で誘致しているリブゴルフ・シリーズの存在がある。6月に新設されたばかりの同シリーズは、2022年の8大会から2023年は14大会に拡大される。

 リブゴルフをめぐっては、サウジアラビアが人権問題などから目をそむけさせる「スポーツウオッシング」だとして抗議や批判の声が上がっているが、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)をはじめ、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)、ヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)、ポール・ケーシー(Paul Casey、イングランド)、パトリック・リード(Patrick Reed、米国)らスター選手がこぞって参戦している。

 一方、2024年シーズンから暦年制に戻る米ツアーのジェイ・モナハン(Jay Monahan)コミッショナーは、ファンからの要望などを検討した結果、プレーオフのフェデックス・カップに進出できる人数を現行の125人から70人に絞るほか、一部大会での賞金増額に踏み切ったと述べた。

 2022-23シーズンの米ツアーは計47大会が開催されることになり、そのうち来年8月から始まるプレーオフ3大会では、第1戦のフェデックス・セントジュード選手権(2023 FedEx St.Jude Championship)が70人、第2戦のBMW選手権(BMW Championship 2023)が50人、最終戦のツアー選手権(TOUR Championship 2023)が30人とポイント順に出場選手が絞られていく。

 セントジュード選手権とBMW選手権は、賞金総額が現行の1500万ドル(約20億円)から2000万ドルに増額。タイガー・ウッズ(Tiger Woods)が主催する来年2月のジェネシス招待(Genesis Invitational 2023)、同3月のアーノルド・パーマー・インビテーショナル(Arnold Palmer Invitational 2023)、同月の世界ゴルフ選手権(WGC)デルテクノロジーズ・マッチプレー選手権(Dell Technologies Match Play 2023)、そしてジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏がホストとなる同6月のメモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2023)の4大会も、賞金が1200万ドル(約16億円)から2000万ドルに大幅アップとなる。

 シーズン終了後の2023年終盤には、トップ70圏外となった選手が2024年シーズンのシード権を懸けて戦う大会が行われるほか、トップ50の選手に限定された「国際イベント」シリーズがカットなしの形式で実施される。これらの大会に関するその他の詳細は、明らかにされなかった。(c)AFP