【7月28日 AFP】男子ゴルフの新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズの主催者は27日、世界的な規模拡大を目指し、2023年は14大会を実施すると発表した。

 サウジアラビアが後援する同シリーズは、初年度の今年は8大会が行われるが、来年は48選手を12チームに分けて14大会を実施すると発表。賞金総額は4億500万ドル(約549億円)になるとした。

 日程については「メジャー大会や国際的な団体戦、伝統のある大会と競合することはない」と強調し、開催大会の詳細は後日発表すると述べた。

 またリブゴルフ勢は、アジアツアー(Asian Tour)と提携して開催される「インターナショナルシリーズ」への出場も見込まれており、2023年はリブゴルフ関連の計25大会が世界中で開催されることになる。

 グレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏が最高経営責任者(CEO)を務めるリブゴルフ・シリーズは、米ツアー(US PGA Tour)やDPワールドツアー(DP World Tour、欧州ツアー)と選手を奪い合い、ゴルフ界に深い溝を生んでいる。

 これまでにメジャー優勝経験者のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)、ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)、ブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)といった米国勢や、セルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)らの引き抜きに成功している。(c)AFP