【7月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は18日、サウジアラビアが支援するリブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズに参戦する選手がさらに増えると報道されている中、ゴルファーに対して「金を受け取り」、物議を醸す同シリーズとの契約を結ぶよう促した。

 自身が所有するゴルフコースで今年のリブ・シリーズ2大会を開催するトランプ氏は、自身が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル(TRUTH Social)」への投稿で、同氏いわく「不誠実」な米国ツアー(US PGA Tour)からの離脱をためらうべきでないと主張した。

 トランプ氏は「やり方がいろいろ変わって非常に不誠実なPGAへの『忠誠』を守っている全てのゴルファーは、リブゴルフとの統合が避けられなくなったとき、大きな代償を支払うことになるだろう。そして、年間何百万ドルも稼いでいるPGA関係者から大いに『感謝』されるだけだ」とし、「今、金を受け取らないなら、統合後には何も得られず、最初にサインした選手たちがいかに賢いか口にするだけだ」と書き込んだ。

 そして最後は、英セントアンドルーズ(St Andrews)で17日に行われた第150回全英オープン(The 150th Open Championship)の最終日で、驚異の逆転優勝を果たしたキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)への祝福で締めくくった。

 リブゴルフはすでに、中には数百万ドルと伝えられる巨額報酬でトップ選手を大勢招へいしている。そして、新たに参戦すると報じられているスミスは、全英オープン優勝後にそのことについて聞かれると、いら立つ様子を見せながらもすぐに否定はしなかった。

 一方、スウェーデンのスター選手であるヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson)も、リブゴルフとの契約が間近の見通しと報じられている。参戦した場合、同選手は米国選抜と欧州選抜による対抗戦ライダーカップ(Ryder Cup)の欧州チーム主将の座を降ろされるとみられている。(c)AFP