【7月30日 CGTN Japanese】このほど、北京大学(Peking University)の教師と学生15人が中国中西部にある陝西省(Shaanxi)の佳県泥河溝村に期間限定の黄河写真館をオープンさせ、村の住民100人以上を対象に無料で写真を撮っています。

 佳県泥河溝村は陝西省北部にある高原を流れる黄河の岸辺に位置しています。村の常住人口は200人余り、平均年齢は64歳で、高齢者が多く住む村です。15日、写真撮影について知った村人は黄河写真館を訪れ、洋服と髪の毛を整えた後、カメラに素朴な笑顔を見せました。

 2つの部屋、2枚のカーテン、椅子数脚だけで、教師と学生たちは期間限定の黄河写真館を作りました。カメラマンを担当した学生の梁沁さんは、「多くの住民はナツメやアンズ、鋤(すき)やまぐわなどの農具を手に持って、労働者の美しさを見せている。これはまさに私たちの最初の願いと合っている」と話しました。

 撮影の後、学生たちは出来上がった写真を1軒1軒の家に送りました。カメラマンの張蘊霊さんは、「写真を受け取った村人が喜んで隣の住民と見せ合う姿を見るととてもうれしい」と感想を話しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News