【7月25日 AFP】中国で記録的な猛暑が続いている。25日も各地で高温警報が出ており、当局は屋内にとどまるよう呼び掛けている。電力需給もひっ迫している。

 東部の浙江(Zhejiang)省と福建(Fujian)省では週末、最高気温41度を記録。2都市で観測史上最高を更新した。

 南東部と北西部を中心に、最大限の警戒を呼び掛ける高温赤色警報が出され、気象当局は該当地域の住民に「屋外での活動中止」や「火災防止への特別警戒」を繰り返し呼び掛けた。

 中国のエネルギー業界情報サイト「Sxcoal」によると、エアコンの利用増で電力需給はひっ迫しており、国内各地の主要発電所の発電量は7月中旬に過去最高を記録した。

 一部の自治体は今月、街灯の消灯や工場のピーク時電気料金の値上げに踏み切った。

 熱波の影響は長江(揚子江、Yangtze River)下流域で特に大きく、農作物の被害も懸念されている。(c)AFP