【7月19日 Xinhua News】中国の科学者が古代DNA研究を通じて、1万4千年前に生活していた「蒙自人」の秘密を解き明かした。研究成果はこのほど、国際科学誌「カレント・バイオロジー(Current Biology)」電子版に掲載された。

 蒙自人の骨は1989年、雲南省(Yunnan)紅河ハニ族イ族自治州蒙自市の馬鹿洞(Maludong)から出土した。専門家の鑑定により、同洞窟は古人類遺跡であることが確認され、緊急発掘調査では蒙自人の頭蓋骨や下顎骨(かがくこつ)、大腿骨を含む古人類化石30点余りと、アカシカやマカク、ツキノワグマなどの動物化石が見つかった。(c)Xinhua News/AFPBB News