【7月14日 AFP】欧州南西部が今年2度目の熱波に見舞われており、フランスなど各国で山火事が起きている。

 スペインでは、アンダルシア(Andalusia)州のアルモンテ(Almonte)で13日午後5時半ごろ、45.6度を観測。セビリア(Seville)やコルドバ(Cordoba)など南部の都市でも気温が44度を上回った。

 14日はさらに気温が上がる見込みで、保健省は「生命機能」を守るため、水分を十分取り、薄着をし、日陰やエアコンの利いた室内で過ごすよう助言している。

 週末にかけてスペインでは暑さが和らぐ見込みだが、フランスや英国などでは高温が続くとみられている。

 英気象当局は、2019年7月25日にケンブリッジ大学植物園(Cambridge Botanic Garden)で記録した国内史上最高気温38.7度を更新する可能性があるとしている。

 フランスの気象当局によると、17日から19日にかけて暑さがさらに厳しさを増し、40度を超える恐れもあると警告した。

 熱波の影響で、各地で山火事が発生している。

 スペイン西部ではポルトガル国境近くで山火事が発生。ポルトガルでも各地で山火事が起き、死者も出ている。

 フランス各地やギリシャのサモス(Samos)島でも山火事が続いている。(c)AFP/Benoit Petit, with AFP Bureaus in Europe