【7月10日 AFP】ラグビーテストマッチが9日、各地で行われ、ウェールズは13-12で南アフリカに勝利。最初のチャレンジから58年で初めて敵地でスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)を撃破した。

 78分に途中出場のジョシュ・アダムス(Josh Adams)がコーナーにこの試合唯一のトライを決めたウェールズは、ギャレス・アンスコム(Gareth Anscombe)がタッチライン際からのコンバージョンキックを成功させ、敵地ブルームフォンテーン(Bloemfontein)で劇的勝利を飾った。

 先週末にプレトリアで競り勝った第1戦から14人を入れ替えた南アフリカは、主将デビューとなったハンドレ・ポラード(Handre Pollard)の4本のペナルティーゴール(PG)で後半途中まで12-3とリードした。

 その後、負傷したキャプテンのダン・ビガー(Dan Biggar)に代わって出場したアンスコムのPGで6ポイント差に迫ったウェールズは、圧力をかけ続けて逆転勝利。対戦成績を1勝1敗として決着は16日にケープタウンで行われる第3戦に持ち越しとなった。

 一方、スコットランドはハミッシュ・ワトソン(Hamish Watson)が代表50キャップ目をトライで飾るなど、敵地サルタ(Salta)でアルゼンチンに29-6で勝利し、対戦成績を1勝1敗に戻した。

 アルゼンチンの独立記念日であるこの日、スコットランドは30歳のワトソンがハーフタイム直前にトライを奪うなど、先週サンサルバドールデフフイ(San Salvador de Jujuy)で敗れた第1戦から立て直した。(c)AFP