【7月6日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第9シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)はダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を3-6、7-5、2-6、6-3、7-5で下し、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が待つ準決勝に駒を進めた。

 フルセットの末に世界ランキング58位のゴフィンに勝利したノーリーは、これが四大大会(グランドスラム)で初の4強入りとなった。

 一方、6度の優勝を誇るジョコビッチは、第10シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)に5-7、2-6、6-3、6-2、6-2で逆転勝利を収め、自身11度目の準決勝進出を決めた。

 英国男子では2016年大会のアンディ・マレー(Andy Murray)以来となるウィンブルドン4強入りを果たしたノーリーは、トップシードのジョコビッチに「挑む」つもりだとコメントした。

「こうやって試合に勝つことをとにかく考えている。衝撃的だ」と語ったノーリーは、「あらゆるハードワークやこれまで払ってきた犠牲の記憶がよみがえる。それが確実に報われ、最高の気分」と続けた。

 一方、前回出場した2019年大会でも準々決勝敗退に終わったゴフィンにとってはつらい結果となった。ゴフィンはこの試合、ウイナーの数で49対38、トータルポイントの数でも151対145とノーリーを上回っていた。(c)AFP