【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、ノーシードのクリスティアン・ガリン(Cristian Garin、チリ)は2-6、5-7、7-6(7-3)、6-4、7-6(10-6)で大会第19シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に逆転勝ちを収め、8強入りを決めた。

 世界ランキング43位のガリンは、セットカウント0-2と追い込まれてそのまま敗退するかと思われたが、第3セットをタイブレークでものにした後、相手のマッチポイントを2本しのいで4時間34分の激闘を制した。

 試合後には「正直なところ、今は何の言葉も浮かばない」と信じられない様子を見せると、「とにかく自分の持っている力を全て出した」とコメント。さらに「疲れ果てている。とにかく全力を尽くした。第5セットはどちらに転んでもおかしくなかった。積極的にネットに出ることを心掛けていたし、サーブでもそうしていた。それがカギになったと思う」と振り返った。

 次戦はニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と顔を合わせるガリンは、1回戦で昨年準優勝のマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)と対戦する予定だったが、同選手は新型コロナウイルス陽性となり、棄権を余儀なくされた。(c)AFP