【7月5日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の新監督にニース(OGC Nice)の前指揮官クリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)氏が就任すると、クラブに近い関係者が4日に明かした。

 昨シーズンまで同じリーグ1のニースを率いていたガルティエ氏は、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督の後任になる見通しで、PSGと2年契約を結んだとみられる。

 55歳のガルティエ氏はこの日、パリ郊外にあるPSGの事務所を訪れている姿が写真に捉えられており、5日の午後2時からは本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)で就任記者会見が予定されているという。

 ここ数週間、新監督の招へいに向けて動いてきたPSGだが、誰の就任も実現しておらず、ポチェッティーノ監督と現スタッフの契約も継続されたままとなっていた。

 6月に代表チームから招集されていた選手を除くPSGの選手たちは同日、プレシーズンのトレーニングに向けて姿を見せた。

 前月にニースを退団したガルティエ氏はここ10年、国内を代表する監督としての名声を築いてきた。

 2012-13シーズンに仏リーグ杯(French League Cup 2012-13)を制すなど、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)を率いた約8年で結果を残したガルティエ氏は、その後リール(Lille OSC)を指揮して2020-21シーズンにはリーグ優勝を果たした。

 一方、昨シーズンはリーグ戦を制したものの、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)ではレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れてベスト16敗退に終わっていたポチェッティーノ監督は、18か月の任期を経てチームを離れる見通しとなっている。

 PSGはこの後、短期のプレシーズンを行うために来日する予定で、20日から25日に3試合が組まれている。31日にイスラエル・テルアビブで行われるナント(FC Nantes)との仏スーパーカップ(Trophee des Champions 2022)が新シーズンの開幕戦となり、リーグ1の第1節は8月最初の週末に開催される。(c)AFP