【7月5日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の責任者は4日、ロシアとベラルーシの選手を出場禁止にしたことを理由に、女子テニス協会(WTA)から合計100万ドル(約1億3500万円)の罰金を科されたとして、これに異議を申し立てる意向を明らかにした。

 ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)のサリー・ボルトン(Sally Bolton)最高経営責任者(CEO)は、「法的手続きを踏んでいるので詳細は言えないが、当クラブが下した決断を私は支持すると申し上げる」と述べ、「手続きを開始した」と公表した。

 英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)によると、国内のテニスを統括する英国庭球協会(LTA)には75万ドル(約1億150万円)、AELTCには25万ドル(約3380万円)の罰金が科されたという。

 ロシアとベラルーシの選手は、ウィンブルドンの前哨戦であるイーストボーン国際(Rothesay International Eastbourne 2022)やノッティンガム・オープン(Rothesay Open Nottingham 2022)、バーミンガム・クラシック(Rothesay Classic Birmingham 2022)の出場も禁止されていた。(c)AFP