【7月4日 AFP】エジプトの紅海(Red Sea)沿岸で先週、オーストリア人とルーマニア人の女性2人がサメに襲われ死亡した。エジプト環境省などが3日、明らかにした。

 環境省はフェイスブック(Facebook)に、ハルガダ(Hurghada)南郊サールハシーシュ(Sahl Hasheesh)で遊泳中だった女性2人がサメに襲われ、死亡したと投稿した。

 オーストリア通信(APA)は、うち1人はチロル(Tyrol)州の女性(68)で、エジプトで休暇中だったと報じた。

 オーストリア外務省はAFPの取材に対し「エジプトでオーストリア人が死亡した」と認めたが、詳細には触れなかった。

 ルーマニア外務省は、エジプト当局からルーマニア人が死亡したと連絡を受けたとし、ハルガダ沖で「サメに襲われたようだ」と述べた。

 紅海県の知事は事故後、同地域の浜辺全てを3日間閉鎖するよう命じた。

 紅海はエジプトの人気観光地。サメの目撃情報は多いが、遊泳が許可されている区域で人間が襲われるのはまれ。(c)AFP