【7月5日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の天山山脈南北地域ではこのところ、農繁期を迎えている。同自治区ホータン地区ホータン(和田)県にある9カ所の野菜栽培基地でも、完全水耕栽培の温室野菜が収穫期を迎えている。野菜の水耕栽培は周辺農民の就業を促進しただけでなく、新たな栽培技術をもたらしている。

 水耕栽培の野菜は30日ほどで十分に育つので、年に6、7回収穫できる。新疆三合農業科技農民専業合作社(協同組合)は今年、同県経済技術開発区で完全水耕栽培の試験栽培を始めた。

 従来の栽培方式と比べて、水耕栽培は施肥や農薬散布が不要で、天候にかかわらず播種、移植、収穫作業ができ、収穫量も土の栽培を上回る。

 専門家の指導の下で、地元のスタッフはすでに多くの野菜水耕栽培技術を習得している。(c)Xinhua News/AFPBB News