【7月3日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は2日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は4-6、2-6でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)に敗れ、マッチ連勝は37試合で止まった。試合後には、自分の戦い方に「混乱していた」ことを認めた。

 ベテランのコルネは相手が連発したミスにつけ込んでストレート勝利。一方、世界ランク1位のシフィオンテクは珍しく低調な内容で、ブレークを5回許し、33本のアンフォーストエラーを記録した。ボールのコントロールに苦しんだシフィオンテクは「いいテニスができなかったのは分かっている」と話し、「自分の戦術にかなり混乱していた」と明かした。

 今季はここまで全仏オープン(French Open 2022)を含め、出場した直近の大会で6連続優勝を飾っていたが、これで2月のドバイ選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2022)のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)戦以来となる敗戦を喫した。

 ハードコートとクレーコートでは無敵に見えるシフィオンテクだが、芝ではまだ成長中であることを自ら認めていた。また、今季は輝かしい成績を残しているが、ウィンブルドンでは練習中から最高の状態ではないのを感じていたと言い、「こういうことが起こる可能性はどこかで自覚していた。正しい姿勢ではなかったのかもしれないけど、仕方がない」と話した。

 一方のコルネは4回戦に進出し、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を3回戦で破って勝ち上がった2014年大会の自己最高記録に並んだ。

 杉山愛(Ai Sugiyama)氏の最多記録に並ぶ四大大会(グランドスラム)62大会連続出場中のコルネは「私は優れたワインのようなもの」とコメントした。次はアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)と準々決勝進出を懸けて争う。(c)AFP