【7月2日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は1日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第5シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は3-6、5-7で世界ランク103位のタチアナ・マリア(Tatjana Maria、ドイツ)に敗れた。

 サッカリが敗退したことにより、まだ3回戦が終わっていない中で生き残っているトップ10シードは、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)、オンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)、パウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)、ジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)のわずか4人となった。

 昨年産休からツアー復帰を果たしたばかりで2児の母であるマリアは、四大大会(グランドスラム)で自身初の4回戦進出を果たし、「初めてのベスト16入りで信じられないような気持ち。サッカリに勝てるなんて本当にすごいこと」と喜んだ。次戦は元全仏オープン(French Open)女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)と準々決勝進出を懸けて戦う。

 2018年大会のセミファイナリストで第12シードのオスタペンコは、イリーナ・カメリア・ベグ(Irina-Camelia Begu、ルーマニア)に3-6、6-1、6-1で逆転勝ち。3回戦までに積み重ねたウイナーは計102本となった。

 2回戦で第2シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)を撃破したユーレ・ニーマイヤー(Jule Niemeier、ドイツ)は、レシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)に6-4、3-6、6-3のフルセットで勝利した。

 2018年大会の女王で第15シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は4-6、5-7で第24シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に敗れた。2回戦で2本のマッチポイントをしのいだメルテンスは次戦、世界2位のジャバーと激突する。

 2021年大会で8強入りを果たしている第3シードのジャバーは、19歳ジアン・パリー(Diane Parry、フランス)を6-2、6-3で退けた。(c)AFP/Dave JAMES