【6月23日 CGTN Japanese】今年上半期、中国の自動車輸出台数は前年同期比で40%以上増えて100万台を超えました。また、中国税関総署の発表によりますと、中国の今年5月の自動車輸出は前年同期比35%増の23万台で、1〜5月の累計では43%増の108万台でした。

 1〜4月のドイツの自動車輸出台数は79万5000台、日本は112万6000台でした。1〜5月の輸出台数で見れば、中国はドイツを上回り、日本に次ぐ世界第2位でした。

 1〜4月における中国の完成車や自動車部品の輸出額で上位10位を占めた輸出先は米国、メキシコ、日本、ベルギー、ロシア、韓国、ドイツ、英国、オーストラリア、サウジアラビアでした。

 世界的なチップ不足、材料不足によって欧州、米国、日本などの自動車生産が縮小する一方、東南アジアなどの市場ニーズは依然として旺盛です。その中で、品質やコストパフォーマンスが高まりつつある中国の自動車は世界の供給不足を補う役割りを果たしており、結果として輸出が急増しています。

 中国は、ガソリン車など伝統的な自動車の開発が遅れていたため、三大部品といわれるエンジン、トランスミッション(変速機)、シャシーについてはドイツ、日本などに大きな差をつけられています。一方で、電気自動車など新エネルギー車の開発においては中国の電池、電動機、電子制御技術は世界的に見ても強い競争力を持つとされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News