【6月20日 AFP】27日に開幕するテニスの四大大会(グランドスラム)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に、ロシアからジョージアに国籍を変更して出場禁止を逃れた選手がいることが分かった。19日の英紙タイムズ(Times)が報じた。

 国籍を変更したのは女子ダブルスのナテラ・ザラミズ(Natela Dzalamidze)で、29歳のザラミズはアレクサンドラ・クルニッチ(Aleksandra Krunic、セルビア)とのペアで大会に出場する。

 ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は、ロシアによるウクライナ侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手を出場禁止にした。

 しかし、AELTCの広報がタイムズ紙に語ったところでは、今回の件は女子テニス協会(WTA)と国際テニス連盟(ITF)が扱う事柄で、またザラミズはエントリーの要件を満たしているため、介入できなかったという。広報は「選手の国籍は、プロ大会をどの国旗の下でプレーするかということであり、ツアーとITFが管轄している合意済みのプロセスだ」とコメントした。

 ロシアとベラルーシの選手に対するAELTCの処分にテニス界は反発し、男子プロテニス協会(ATP)とWTAはウィンブルドンを世界ランキングのポイントの対象から外すことに決めた。他のグランドスラムもウィンブルドンに追随はせず、全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)は先日、両国の選手が中立の立場で出場することを認めると発表した。(c)AFP