【6月14日 AFP】女子テニス、2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(Monica Puig、プエルトリコ)が13日、現役引退を表明した。ここ3年間で4度の手術を受け「体が限界に達した」という。

 28歳のプイグはソーシャルメディアで、「この28年間、テニスは自分の日常だった。これ以上ないほど、スリリングで記憶に残る経験を与えてくれた。だけど、良いことには終わりがくることもある。きょう、私はテニスからの引退を表明する。けがと闘って4度メスを入れたこの厳しい3年間で、体が限界に達した」とつづった。

 プイグはリオ五輪決勝で当時世界ランキング2位のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を撃破し、全競技を通じてプエルトリコ史上初の五輪金メダルを獲得。キャリアで手にしたタイトルは、2014年のストラスブール国際(Internationaux de Strasbourg 2014)とリオ五輪の二つで、同五輪後には自己最高の世界ランキング27位を記録した。

 しかし、その後はけがに悩まされ、2019年10月のルクセンブルク・オープン(BGL BNP Paribas Luxembourg Open 2019)を最後に白星から遠ざかっていた。今年の全仏オープン(French Open 2022)では、テレビ解説者を務めていた。(c)AFP