【6月12日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の叔父で、30年近くコーチを務めたトニ(Toni Nadal)氏が11日、足の問題の治療を続けるナダルがウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に出場の見込みがあると話した。

 全仏オープン(French Open 2022)で14回目の優勝を果たしたナダルは、長年痛みが続く左足の神経の問題の治療に取り組んでいる。36歳のナダルは前週、ミュラー・ワイス病と呼ばれる足の骨に影響を及ぼす珍しい変性疾患が原因で、痛みに耐えながらのプレーが続いていると明かし、全仏オープンでも毎試合、痛み止めの注射が必要だったことを明かしていた。

 しかしこの日、独シュツットガルト(Stuttgart)で開催中のボス・オープン(Boss Open 2022)の会場に姿を見せたトニ氏は、「イエス、ラファエルはウィンブルドンに出場する」と話し、「マヨルカ選手権(Mallorca Championships 2022)の傍らで、13日から練習を予定している」と明かした。

 さらにトニ氏は治療が効果を発揮していることを示唆し、「きのう話をしたが、かなりよくなっていると言っていた。練習をしたがっている」と続けると、「少しでも可能性があるのなら、ウィンブルドンに出るだろう」とコメントした。

 ウィンブルドンは今月27日に本戦の1回戦が始まる。(c)AFP