【6月9日 AFP】南アフリカのプロボクシングを統括するボクシング南アフリカ(BSA)は8日、ライト級のシミソ・ブテレジ(Simiso Buthelezi)選手が前週末に行われた試合の後に脳出血で亡くなったと発表した。24歳だった。

字幕:ビデオグラフィック「スポーツと脳振とう」

 同国ダーバン(Durban)で5日に行われたWBFの10回戦で同胞選手と対戦したブテレジ選手は、急に宙にパンチを打ち始め、レフェリーに試合を止められていた。

 その後は搬送先の病院で脳出血が確認されると、人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれていたが、7日に死去した。

 BSAは、今回の件について独立した医学的調査を行うとした。ブテレジ選手のトレーナーは、試合に向けた調整中の状態に問題は全くなかったと話している。(c)AFP