メディアの「萎縮」試みとロシアを非難 米政府
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【6月7日 AFP】米国務省のネッド・プライス(Ned Price)報道官は6日の記者会見で、ロシアが同国内で活動する米メディアを「萎縮」させようとしていると非難した。
プライス氏の発言は、ロシア外務省が米メディアの特派員を呼び出し、米国から制裁を受けていることを理由に報復措置をちらつかせたことを受けたもの。
プライス氏は「ロシア外務省は『報道分野における米政府の敵対的姿勢の結果を説明する』として、あなた方の同僚を呼び出した」と語った。
その上で「はっきりさせておきたいのだが、ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は報道の自由や、情報や真実を知る権利を全面的に脅かしている」とし、「自由なジャーナリストを萎縮させようとする試みだ」と非難した。
ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ(Maria Zakharova)情報局長は5月末、米動画投稿サイトのユーチューブ(YouTube)が外務省の週報をブロックし続けるなら西側メディアを追放すると威嚇した。
ザハロワ氏は今月3日にも、米国は「(在米)ロシアメディアを弾圧の標的にしている」と非難。「米国内でのロシアメディアの活動が正常化されないなら強力な措置を講じることになる」と述べた。
プライス氏は、今回のロシア政府の反応について、ウクライナ侵攻に対する国際的な制裁の一環として、5月にロシアの政府系テレビ局である第1チャンネル(Channel One)、国営テレビのロシア1(Rossiia-1)、民放のNTVを制裁対象に加えたことを受けたものだとの見方を示した。
プライス氏は「米国は有資格のロシア人ジャーナリストには引き続きビザ(査証)を発給する。米国内で活動しているロシアのジャーナリストについても外国特派員としての資格を取り消してはいない」と語った。(c)AFP
