【6月5日 AFP】女子テニスのパイオニアであるビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)氏が4日、全仏オープンテニス(French Open 2022)のスケジューリングをめぐる論争に参戦し、女子選手が「2級市民」として扱われていると話した。

 今年の全仏では、10回のナイトセッションのうち9回が男子の試合だったことが批判を浴びている。大会ディレクターのアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏は、男子の試合の方が魅力があると発言し、後に撤回を強いられた。

 これについて、テニス界のレジェンドで、女子テニス協会(WTA)の創設者であり、女性の権利についても積極的に発言しているキング氏は、「プライムタイムに組み込む必要があるし、何とかして男女両方に平等に機会を与える必要がある」と話した。

「男子と女子の試合数を同じにするべきだった。実に簡単な話だ。女子は今3セットマッチを行っている。男子の方が変わるべきだろう」

「2級市民的な扱いを続けていては、いつまでも2級市民のままだ」

 50年前に全仏オープンを制覇し、キャリアグランドスラムを達成したキング氏は、スケジューリングを改善するには男子の試合を5セットマッチではなく3セットマッチにすることが重要だと話している。

「ずっと前から言っているが、3セットマッチだけにするべきだ。私は年齢を重ねた選手にも長くプレーしてもらいたい」

「ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)もその一人だ。彼に引退してもらいたい人がいるだろうか。ナダルにはずっとやめないでもらいたい。彼らは多くのテニスファンを生んでいる。彼らに勝ってもらいたいし、5セットマッチでは体力の消耗が原因で負けることがあり、年齢が上がるほど難しくなる。私は数よりも質を求める」 (c)AFP