【6月5日 AFP】(更新)全仏オープンテニス(French Open 2022)は4日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が6-1、6-3で第18シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)を下し、2度目の大会制覇を果たした。

 世界ランキング1位のシフィオンテクは連勝を35に伸ばし、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)が持つ2000年以降の女子ツアー最長連勝記録に並んだ。また、これで出場6大会連続での優勝。決勝の舞台では直近9戦全勝で、またしても圧巻の強さを見せつけた。

 全仏オープンの複数回制覇はオープン化以降で10人目。今大会は4回戦の鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)戦を除き1セットも落とさなかった。また対ガウフ戦は3戦全勝となった。

 一方、これが初の四大大会(グランドスラム)決勝だった18歳のガウフは、アンフォーストエラー23本、ダブルフォールト3本を犯すなど緊張が見え、2004年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を制したマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)氏に次ぐ若さでのグランドスラム優勝はならず。試合後にはベンチで涙を流した。

 ただ、ジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)と出場している女子ダブルスでも勝ち残っており、今後はフランスのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic)組と対戦する5日の決勝に集中する。(c)AFP/Jed Court