【6月1日 AFP】31日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2022)の男子シングルス準々決勝で、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に敗れた第6シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が、ベスト8敗退に終わりはしたが、近い将来に四大大会(グランドスラム)を制覇する「自信がある」と話した。

 19歳のアルカラスは4-6、4-6、6-4、6-7(7-9)でズベレフに敗れ、今季のクレーでわずか2敗目を喫した。男子では2005年の全仏を制したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)以来となる10代でのグランドスラム制覇にも届かなかった。

 それでもアルカラスは、「教訓を得なければならない。つまり、次のグランドスラムや、今後の試合に向けて成長する必要がある」としつつ、「それでも、準決勝進出や、グランドスラム優勝は遠くないと言える」と語った。

「とにかく、こういう試合から教訓を得なければいけない。自分には十分なレベルがあるし、グランドスラムを勝つか、次は準決勝に勝ち進む自信がある」

 アルカラスは、マスターズ1000(ATP Masters 1000)大会二つを含む今季最多の4勝を挙げており、世界ランキングも6位まで上げてきている。

 ズベレフ戦では出足の鈍さがたたり、最初の2セットで32本のアンフォーストエラーを記録したが、そこから劇的な逆襲を見せて相手を脅かした。アルカラスは「誇りに思う」と話し、「最後は自分の方がいいプレーをしていたはずだ」と続けた。

「頭を高く上げてコートと大会を去る。僕は最後の1球、試合の最後の1秒まで戦ったし、それを誇りに思う」 (c)AFP