【6月1日 AFP】ネパールのヒマラヤ(Himalaya)山麓で起きた旅客機墜落事故で、当局は5月31日、墜落現場から乗客乗員22人全員の遺体を収容したと明らかにした。

 航空会社タラ・エア(Tara Air)の双発プロペラ機「ツインオッター(Twin Otter)」は29日朝、西部ポカラ(Pokhara)からトレッキング観光で知られるジョムソン(Jomsom)に向かって離陸後、間もなく消息を絶った。機体の残骸は翌30日、標高4400メートルの山腹で見つかった。

 墜落原因は不明だが、ポカラ空港(Pokhara Airport)当局は30日、飛行中に機体から出火はしていなかったと説明。カトマンズ(トリブバン)国際空港(Tribhuvan International Airport)の広報担当者は31日、AFPに対し、操縦室のフライトレコーダー(飛行記録装置)とボイスレコーダー(音声記録装置)はいずれも回収されたと語った。

 乗客乗員の国籍はネパール人が16人、インド人4人、ドイツ人2人だった。(c)AFP