【5月31日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は30日、女子シングルス4回戦が行われ、中国の鄭欽文(Zheng Qinwen)は世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れた。鄭は大金星を奪い損ねたのは生理痛が原因だったとして、「男だったらよかったのに」と語った。

 今回がローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)初出場だった19歳の鄭は、トップシードのシフィオンテクを相手に第1セットを先取しながらも、結局7-6(7-5)、0-6、2-6で敗れた。

 世界74位の鄭は、第2セットの序盤に右脚を痛めてメディカルタイムアウトを余儀なくされたが、それは大した問題ではなかったといい、「女性特有の悩みがあった」と明かした。

「初日はいつも本当につらいのに、競技をしなければならない。私はいつも初日はかなりの痛みがある」

「自然には逆らえなかった。男だったらよかったのにと思う。こんなことに悩まされる必要はなかったから。つらい」

 鄭はまた、「脚も状況を厳しくした」としつつ、「だけど、この腹痛に比べれば軽い。おなかの痛みがあまりにもひどくて、自分のプレーができなかった」と振り返った。(c)AFP