【5月23日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は22日、男子シングルス1回戦が行われ、19歳で大会第6シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)はラッキールーザーのファン・イグナシオ・ロンデロ(Juan Ignacio Londero、アルゼンチン)を6-4、6-2、6-0で下し、2回戦に駒を進めた。

 男子では史上8人目となる10代での四大大会(グランドスラム)制覇を目指しているアルカラスは、13度の全仏オープン制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と、同大会を2度制しているノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)による覇権を終わらせるのではないかと目されている。

 アルカラスは、テニスの未来を担う存在として期待されていることについて、「誰にもできるわけではない夢」を実現している部分が一番の醍醐味(だいごみ)だと話している。

 全仏オープンのメインドローに初めて入った昨年は、予選勝者として3回戦に進んでいたアルカラスは「今、自分がカルロスとして一番良かったのは、夢に近づいているところだと思う」とコメントした。

「テニスがプレーできることをとてもうれしく思う。こういった大会や会場でのプレーは誰もができることじゃないから、それが一番だと思う」

 アルカラスは2回戦で同胞のアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas)と対戦する。(c)AFP