【5月17日 AFP】男子ゴルフの帝王ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が、サウジアラビアが後援する新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズの顔の一人を担うという1億ドル(約129億円)以上のオファーを断った。米メディアが16日、報じた。

 メジャー通算18勝を誇るニクラス氏は、米ウェブサイト「ファイア・ピット・コレクティブ(Fire Pit Collective)」に同日掲載された記事で、リブゴルフ・インビテーショナルから巨額のオファーがあったと発言した。

 同シリーズはオーストラリア出身の伝説的選手グレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏が最高経営責任者(CEO)を務めており、来月英ロンドン郊外のコースで初めてのティーオフが行われる。

 ニクラス氏は記事の中で、「おそらくグレッグ(ノーマン氏)がやっているような役割の仕事として、サウジ側から1億ドルを超えるオファーを提示された」と明かした。

「お断りした。口頭で一度、書面で一度だ。私はこう言った。『君たち、私はPGAツアーにとどまる必要があるのだ。PGAツアーの立ち上げを手助けしたのだから』」と話し、PGAツアーへの忠誠心からオファーを断ったと説明した。(c)AFP