【5月16日 AFP】2019年ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の優勝メンバーである南アフリカのFHエルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)が15日、器物損壊の疑いで、同国ヨハネスブルクで逮捕された。地元警察が発表した。

 スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)として41試合に出場している31歳のヤンチースは、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)からヨハネスブルクに向かう飛行機内で器物を損壊したという。

 警察当局は、ヤンチースが南アフリカ到着後に逮捕され、その後保釈金1000ランド(約8000円)を支払って拘束を解かれたと明かした。

 事情を知る空港職員は、逮捕されたのがヤンチースで間違いないとAFPに話した。ヤンチースは16日、ヨハネスブルク郊外にある空港に程近い治安判事裁判所に出廷するという。

 2011年にヨハネスブルクが本拠地のゴールデン・ライオンズ(Golden Lions)でプロデビューしたヤンチースは、2021年にフランスリーグ・トップ14のポー(Pau、セクシオン・パロワーズ<Section Paloise>)にローン移籍。昨年にはジャパンラグビーリーグワン1部のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(NTT Docomo Red Hurricanes Osaka)と契約した。(c)AFP