【5月14日 AFP】ジョージアの分離独立派地域、南オセチア(South Ossetia)の指導者アナトリー・ビビロフ(Anatoly Bibilov)氏は13日、ロシア編入の是非を問う住民投票を7月17日に実施すると発表した。

 南オセチア「大統領府」の発表によると、ビビロフ氏は住民投票を実施する法令に署名。住民がロシア編入に対し抱く「歴史的願望」に言及した。

 ビビロフ氏は、南オセチアで今月実施された「大統領選」で敗北。ロシアは、当選した対立候補のアラン・ガグロエフ(Alan Gagloev)氏が対ロ関係の「継続」に努めることに対する期待を表明している。

 ロシアとジョージアは2008年、南オセチアをめぐり軍事衝突。ロシアはその後、南オセチアに加え、同じくジョージアからの分離独立を求めていたアブハジア(Abkhazia)の独立を承認し、両地域に軍事基地を置いた。

 現在ロシアの侵攻を受けているウクライナでも、ドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)の東部2州にある親ロ派支配地域がロシア編入への関心を示している。(c)AFP