【5月11日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは10日、第33節の延期分が行われ、リバプール(Liverpool FC)はアストン・ビラ(Aston Villa)に2-1で逆転勝利し、4冠の可能性をつないだ。リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、チームは首位を走るマンチェスター・シティ(Manchester City)を「必死になって追いかけている」と述べた。

 首位に勝ち点で並んだリバプールだが得失点差では下回っており、消化試合数が一つ少ないシティはウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)とのアウェーゲームを11日に控えている。

 前週末、ホームでトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と1-1で引き分け、これ以上の取りこぼしが許されなかったリバプールは、キックオフから3分でドウグラス・ルイス(Douglas Luiz)に先制点を決められ、最悪のスタートを切った。

 しかし、ジョエル・マティプ(Joel Matip)がすぐさま同点弾をマークしたリバプールは、65分にはサディオ・マネ(Sadio Mane)が華麗なヘディングで逆転弾を挙げ、歴史的な4冠の望みをつないだ。

「われわれはまだ必死になって追いかけている」と語ったクロップ監督は、「勝たねばならないことは分かっているし、それは変わらなかった。これからはFAカップ(FA Cup 2021-22)決勝に臨むため回復しなければならない。情け容赦は一切ない」と続けた。

 しかしこの試合ではMFファビーニョ(Fabinho)が筋肉の負傷で途中交代を強いられ、14日に予定されているFAカップの決勝と、28日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)決勝の出場が危ぶまれる事態となっている。(c)AFP/Kieran CANNING