【5月9日 AFP】22F1第5戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2022)は8日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が総合首位に立つフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)の追撃をかわし、同GP初代王者に輝いた。

 マイアミ・インターナショナル・オートドローム(Miami International Autodrome)でのレースは、ドライバーとチームにとって体力を消耗するもので、終盤にセーフティーカーが介入するまで大きく隊列が崩れなかったが、フェルスタッペンはストレートでの優れたスピードを最大限に生かした成熟したパフォーマンスを披露した。

 2戦連続の優勝で今季3勝目、通算23勝目を挙げたフェルスタッペンは、ルクレールとのポイント差を19に縮めた。今季これまでにルクレールは104ポイント、フェルスタッペンは85ポイントを獲得している。

「信じられないグランプリだった。肉体的には厳しかったが、最後までエキサイティングな展開が続いたと思う」とレースを振り返ったフェルスタッペンは、「ここマイアミで勝てて心の底からうれしい。チームにとって最高の日曜日になった」と喜んだ。

 ルクレールはフェルスタッペンと3秒786差の2位でフィニッシュし、3位にはレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)の追い上げを抑えたフェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が入った。

 その後ろには、1周目で15番手と出遅れたジョージ・ラッセル(George Russell)が巻き返して5位、7度の年間優勝を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が6位とメルセデスAMG(Mercedes AMG)勢が続いた。

 7位にはアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、8位にはアルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)、9位にはウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)、そして10位にはアストンマーティン(Aston Martin F1)のランス・ストロール(Lance Stroll)が入った。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は12位だった。(c)AFP