【5月8日 AFP】21-22ドイツ・ブンデスリーガ2部は7日、第33節の試合が行われ、シャルケ04(Schalke 04)は2点ビハインドから最後はロドリゴ・サラサール(Rodrigo Zalazar)のゴールでザンクトパウリ(FC St. Pauli)に3-2で逆転勝利し、1年で1部復帰を果たした。

 元ザンクトパウリのサラサールのシュートがバーに当たってゴールに吸い込まれると、本拠地ヴェルティンス・アレーナ(Veltins Arena)は興奮のるつぼとなった。

 2位と2ポイント差でキックオフを迎えたシャルケは、1試合を残してホームのファンの前で昇格を決めるためにはこの試合での勝利が必要だった。

 開始17分までにイゴール・マタノビッチ(Igor Matanovic)に2点を決められ、失意に暮れたかに見えたシャルケだったが、後半に立て直してシモン・テロッデ(Simon Terodde)のPKで1点返すと、さらにテロッデが相手ディフェンスのミスを突いて同点ゴールを決めた。

 その後、ザンクトパウリのマルセル・バイフス(Marcel Beifus)が決定機を外して命拾いしたシャルケは、サラサールの素晴らしいシュートで逆転に成功し、6万人のファンは快感に浸った。昨季33年ぶりとなる2部への降格が決まったシャルケは、1年で1部返り咲きを果たした。

 一方、終了間際にバイフスとマタノビッチが退場して万事休すとなったザンクトパウリは、優勝の可能性こそ消滅したが、自動昇格の2位、そして残留/昇格プレーオフに回る3位をめぐる争いは佳境を迎えている。(c)AFP