【4月28日 CGTN Japanese】第2回青海チベット高原総合科学調査隊が明らかにしたところによりますと、「ピークミッション」と命名されたチョモランマ(エベレスト)峰の科学調査活動が28日に始まりました。 

 調査隊の姚檀棟(Yao Tandong)隊長によりますと、今回の調査では、先進的な技術や方法・手段を初めて活用し、西風とモンスーンの協同作用やアジアの給水塔の変化、生態系と生物多様性、人類活動などの重要な研究テーマを巡ってチョモランマ地区の大気層や地殻など6つの層の垂直変化の特徴と相互作用のメカニズムを研究し、地球温暖化の中での高標高地域の環境変化のルールや温室効果ガス濃度変化の特徴および生態系のカーボンシンク(炭素吸収源)機能、人類の極端な環境への適応の特徴などを明らかにし、チョモランマ峰の自然保護に関する科学的なプランを出します。

 中国は1950年代からチョモランマ峰の科学調査活動を少なくとも6回行ってきました。今回の調査では初めて標高8000メートルを超え、チョモランマ峰の頂上で総合的な科学調査を実施します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News