【4月18日 CGTN Japanese】中国の有人宇宙船「神舟13号(Shenzhou-13)」の乗組員である翟志剛(Zhai Zhigang)氏、王亜平(Wang Yaping)氏、葉光富(Ye Guangfu)氏の3人が16日、6カ月間の宇宙滞在を終えて帰還しました。このミッションの完了を受けて、中国の宇宙ステーションは全面的な建造の段階に入ります。

 公開資料によりますと、次の段階の有人宇宙飛行プロジェクトでは、貨物宇宙船「天舟4号(Tianzhou-4)」、有人宇宙船「神舟14号(Shenzhou-14)」、実験モジュール「問天(Wentian)」、同「夢天(Mengtian)」が順次打ち上げられ、宇宙ステーションの「T」字型の基本構造が構築される予定です。

 これらは年内に完了し、さらに今年末までには貨物宇宙船「天舟5号(Tianzhou-5)」と有人宇宙船「神舟15号(Shenzhou-15)」が打ち上げられる予定です。

 つまり、今年は6隻の宇宙船が宇宙ステーションに向かうことになり、今年末には中国の宇宙ステーションが6つのモジュールとの合体構造を形成することになります。これにはコアモジュール「天和」、実験モジュール「問天」および「夢天」、有人宇宙船「神舟14号」および「神舟15号」、貨物宇宙船「天舟5号」が含まれます。この時点で中国の宇宙ステーションの総重量は約97.6トンに達します。

 まず、実験モジュール「問天」と「夢天」がコアモジュール「天和」とドッキングしたうえで、有人宇宙船「神舟14号」と「15号」が順次打ち上げられ、宇宙ステーションとドッキングする予定です。これで有人宇宙船「神舟14号」と「神舟15号」それぞれの宇宙飛行士が、軌道上で共同作業を行うことになります。つまり、今年末には6人の宇宙飛行士が中国宇宙ステーションで共同作業を行うことになる予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News