【4月24日 CGTN Japanese】中国初の青年に関する白書「新時代の中国青年」が21日に公表されました。同日に行われた記者会見で関係者は「ここ数年、『寝そべり族』や『仏系青年(仏男子<ぶっだんし>)』などの言葉をよく目にするが、調査によれば今の若者の中で真の『寝そべり族』はごく少数で、たゆまず奮闘する人が大多数だ」と説明しました。

 中国では、新型コロナウイルス感染症が発生して以来、32万人余りの青年チームと550万人余りの若者が感染症予防抑制の第一線で活躍しています。湖北省(Hubei)に赴いた医療支援チームの2万8600人の看護師のうち、1980年代と1990年代に生まれた人が9割以上を占めました。

 また、国際的な競争力のある若手科学技術人材が輩出し、宇宙ステーションの「天宮(Tiangong)」や、月探査プロジェクトの「嫦娥(Chang’e)」などの重要科学技術課題の中で重責を担っています。北斗衛星システムの中心メンバーの平均年齢は36歳で、量子科学チームの平均年齢は35歳、「中国の天眼」と呼ばれる500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)の研究開発チームの平均年齢はわずか30歳です。

 さらに、スポーツ分野では、18~30歳の若者のウインタースポーツ参加率は37.3%と、年齢別で最も多い主力層です。

 白書は、前向きに奮闘努力する若者は、ありのままの今日の中国青年の姿であり、誰もが努力を通じて人生を切り開くことができると結論づけています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News