ウクライナ退避の選手がドルトで慈善試合出場へ、所属元と対戦
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【4月26日 AFP】ロシアによる軍事侵攻で母国ウクライナを離れ、現在はドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)で練習に参加しているアラン・アウシ(Alan Aussi)は、26日に行われる所属元ディナモ・キーウ(Dynamo Kyiv)との慈善試合に出場する予定だが、戦争の影響を受けた友人を思うことが多いと明かした。
2月に侵攻が始まると母国から退避したDFのアウシは、「2人の親友が最前線にいる。生きているか確認するため、毎日連絡を取っている」とコメントした。
「毎日が最期になり得るから、私や彼らの家族にとってはつらい」
20歳のアウシはディナモのU-19やU-21チームでプレーしていたが、ウクライナから避難してからはドルトムントのU-23チームの練習に参加している。親善試合ではトップチームの一員として、所属元のディナモと対戦する予定となっている。
携帯電話で頻繁に母国のニュースをチェックするというアウシは「僕はここにいて安全だし、サッカーをしている。とても幸運だった」と語った。
サッカーのことを考えるのは難しいと感じているアウシだが、この試合の収益はウクライナを助けることになると述べた。
「とても特別な瞬間。サッカーに集中するのは難しいが僕はプロだし、ピッチに立って全力を尽くす。この試合を通して、僕らはウクライナを援助する」
「できるだけ多くのお金を集めるのが重要だ。多くの人が資金を必要としている。彼らには住む家も食べるものもない」
これまでガラタサライ(Galatasaray)やレギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)、CFRクルージュ(CFR Cluj)と対戦し、28日にはディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)との親善試合も予定されているディナモをホームに迎えることに、ドルトムントはすぐさま同意していた。
この試合の収益は、ウクライナで救急医療を提供している団体に寄付される予定で、約2万5000枚のチケットが売れている。また、ウクライナのパスポートを所有している人は入場無料となっている。
同じくウクライナを追われ、現在は家族と独ハンブルク(Hamburg)に住んでいる国際審判員のデニス・シュールマン(Denys Schurman)氏がこの一戦の笛を吹く。(c)AFP
