【4月21日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のレジェンド、故ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が「神の手ゴール」を決めた際に着用していたユニホームのオークションが20日に開始し、400万ポンド(約6億7000万円)の入札があった。

 背番号10の青のユニホームは、マラドーナ氏が1986年W杯メキシコ大会(1986 World Cup)のイングランド戦で着ていたもので、競売大手サザビーズ(Sotheby’s)が、5月4日までインターネットで入札を受け付けている。

 この日は入札開始から数時間後、主催者の予想最低落札額に並ぶ400万ポンドの入札があり、オークションに掛けられたサッカー選手のユニホームとしては、史上最高額になる見通しとなっている。

 スポーツの試合で使用されたものでは、米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)時代にベーブ・ルース(Babe Ruth)氏が着用したユニホームが過去最高額の記録を持っており、2019年に560万ドル(約6億9000万円)で落札された。

 今回の競売をめぐっては今月初め、マラドーナ氏の娘のダルマ(Dalma Maradona)さんが、競売に出されるユニホームは同氏が2点をマークしたイングランド戦の後半ではなく、得点の生まれなかった前半に着ていたものだと主張し、疑問を投げかけていた。

 サザビーズ側はこれに対し、ユニホームは本物だと反論した。

 映像は20日撮影。(c)AFP