【4月21日 AFP】21-22NBAは20日、プレーオフのカンファレンス1回戦(7回戦制)が行われ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)はオーバータイム残り0.8秒でジョエル・エンビード(Joel Embiid)の3ポイントシュートが決まり、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)に104-101で勝利。3勝0敗とし、準決勝進出に王手をかけた。

 シクサーズは最大17点のビハインドから逆転勝ち。シーズン最優秀選手(MVP)の最終候補に残っているエンビードが、この試合で最多となる33得点、13リバウンドをマークした他、タイリース・マキシー(Tyrese Maxey)が19得点、トビアス・ハリス(Tobias Harris)が11得点、12リバウンドを記録した。

 ジェームズ・ハーデン(James Harden)は19得点、10アシストをマークするも、第4クオーター終了間際にファウルアウトとなった。

 この日17点差を逆転したのはシクサーズだけではなく、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)も第4クオーターの逆襲でブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)を114-107で下し、戦績を2勝0敗とした。

 セルティックスでは、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が第4クオーターだけで10得点を決めるなど22得点、ジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)が19得点を記録した。他にはアル・ホーフォード(Al Horford)が16得点、ダニエル・タイス(Daniel Theis)が15得点。途中出場のグラント・ウィリアムス(Grant Williams)も17得点を稼いだ。

 一方のネッツはケビン・デュラント(Kevin Durant)がチーム最多となる27得点をマークしたが、カイリー・アービング(Kyrie Irving)はフィールドゴール(FG)13本中わずか4本成功と10得点にとどまった。

 また、前年王者のミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)は18点差からの巻き返しを図ったものの、デマー・デローザン(DeMar DeRozan)にプレーオフ自身最多の41得点を許すなどし、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)に110-114で敗れた。

 エースのヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が33得点、9アシスト、18リバウンドを記録するもホームで黒星を喫したバックスは、戦績を1勝1敗に戻されている。(c)AFP