【4月21日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が20日、5月1日に開幕するマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)のワイルドカード(主催者推薦)を獲得した。今季のクレーコート大会をすべて回避する当初の決断を覆した形だ。

 34歳のマレーはグラス(芝)コートシーズンに向けて体の消耗を最小限にするため、当初はクレー大会には全く出ない考えを示していたが、方針転換してマドリード・オープンでプレーすることになった。

 5月8日開幕のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2022)に出場する可能性もあるが、全仏オープン(French Open 2022)に出る可能性は依然として低いとみられる。

 マレーは先日、クレーで負傷が悪化し、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)を危うく欠場するところだったと明かしている。

 現在世界ランク83位のマレーは、出場した直近6大会で2回戦負けが続いている。先月には自身を3度の四大大会(グランドスラム)優勝に導いたイワン・レンドル(Ivan Lendl)氏を再びコーチとして招聘(しょうへい)し、現在は同氏と米フロリダ州で合宿を張っている。(c)AFP