【3月5日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が、自身を3度の四大大会(グランドスラム)優勝に導いたイワン・レンドル(Ivan Lendl)氏を再びコーチとして招聘(しょうへい)した。二人がタッグを組むのはこれが3度目となる。

 マレーは昨年12月にジェイミー・デルガード(Jamie Delgado)氏との師弟関係を解消して以来、コーチを探していた。

 レンドル氏と最初に組んだのは2012年で、マレーは同年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2012)でグランドスラム初優勝を達成。翌年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)では英国男子として77年ぶりの栄冠に輝いた。

 2014年に一度はたもとを分かったが、2016年に再びタッグを結成し、マレーは直後のウィンブルドンで2度目の大会制覇を経験。マレーは同年のリオデジャネイロ五輪で連覇を果たすなど、数々のタイトルを獲得し、シーズンを世界1位で終えた。

 だが、翌年は股関節の問題に悩まされるようになり、同年11月にレンドル氏は再びチームを離れた。

 今回どの程度レンドル氏が大会に同行するかは不明だが、マレーは今月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)とマイアミ・オープン(Miami Open 2022)後も米国に残り、長期合宿を行う予定となっている。

 マレーの現在のランキングは84位で、最近はコンスタントに練習と実戦を積めているが、決勝に進出した1月のシドニー・テニス・クラシック(Sydney Tennis Classic 2022)を除いて結果が振るわない時期が続いている。(c)AFP