【4月19日 AFP】21-22イタリア・セリエAは18日、第33節の試合が行われ、3位ナポリ(SSC Napoli)は試合終了間際の失点でASローマ(AS Roma)と1-1で引き分け、32年ぶり3度目のリーグ優勝に向けて大きな痛手となった。

 ナポリはロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)のPKで早い時間帯に先制したが、後半アディショナルタイム1分にステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)に同点弾を許し、残り5試合で首位ACミラン(AC Milan)との勝ち点差は4ポイントに広がった。

 前年王者のインテル(Inter Milan)がミランと勝ち点2差の2位で、消化試合も一つ少ない状況となっている。

 ナポリは故ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏がけん引した1989-90シーズン以来のリーグ制覇を目指しているが、このドローが最終的に決定打になる可能性もある。

 チームを率いるルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「残念な気持ちが少しある」と語り、「試合終盤は望んでいたようにボールを保持できず、ほぼ防げた得点を許した」と振り返った。

 一方の5位ローマも4位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を3に縮めるチャンスを逃し、トップ4フィニッシュへ向けてあまりプラスにならない勝ち点1となった。(c)AFP